マルセイユ石鹸の効果と特徴

マルセイユ石鹸の特徴

 

「最後のマルセイユ石鹸屋さん」 | マリウスファーブル社

 

 

一般的に石鹸とは、高級脂肪酸の塩の総称のことで、工業的には動植物の油脂から作られ、炭酸塩や香料などを加える場合もあります。純石鹸とは、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸のことです。

 

製法は油脂鹸化法と脂肪酸中和法、エステルけん化法の3種類があり、脂肪酸中和法が安定した質の石鹸を大量に製造しやすく、大規模メーカーの製造によく使われています。

 

脂肪酸の種類としてはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などがあり、この中でもオレイン酸は水でも溶けやすく洗浄力が大きいうえに泡立ちが細かく、皮膚への刺激が微弱であることから理想の脂肪酸とされています。

 

オレイン酸の名称はオリーブ油 (Olea europaea)から単離されたことが由来で、マルセイユ石鹸にはこのオレイン酸の石鹸となっています。そんなことからヨーロッパでは古くからマルセイユ石鹸が皮膚科医・小児科医の常識として推奨・使用されています。

 

マルセイユ石鹸の非常にきめ細かな泡立ちは肌の引き締め効果もあることが大きな特徴になっており、通常ほとんどの石鹸に入っていて肌に悪いとされるエテド酸も一切含まれていませんので、赤ちゃんの敏感な肌、アトピー症の肌などにも使用でき、新生児誕生のお祝いなどにも最適な贈り物となるでしょう。